(書評) 「学者の暴徒」を読んで「その通り!」と叫んだ。
(書籍) 学者の暴徒
(著者) 掛谷英紀
(出版) 扶桑社新書
図書館で1か月待ちでしたが、斜め読みした瞬間に「これは購入しよう」と思い、さきほど発注。
著者が、私と同様に「アメリカ保守コメンテーターや学者をフォローしている点」が嬉しかったです。
逆にいうと日本には保守的な主張をどうどうと発表するメディアもいなければ、コメンテーターもいないのが残念。
以下の点に「その通り!」と同意。
(上記書籍のp191からの引用)
ある意味で、日本は今アメリカで起きていることを半世紀先取りしていたといえる。
GHQの内部に共産主義の工作員が大量に入り込んでいたことは知られているが、彼らが左翼イデオロギーで染めた学校やメディアが、団塊の世代の左傾化を実現した。米国におけるミレニアム世代の左傾化と構造は同じである。
(現在のアメリカで起きている現象と戦後の日本の左翼化の対比)
1. この国はひどいことをしてきた、という自虐的な教育。
(例:全米各地でジョージワシントンやトーマスジェファーソンなどの歴代大統領の銅像や名誉を棄損する事件が続く)
2. 虐げられた人間たちに謝罪と穴埋めをしろ!と逆差別を煽る。
(例:米国の大学にて「この日は有色人種だけが登校できる日」を主張した大学側に異論を唱えた教授がクビになる)
3. 国家や国旗に敬意を払うな!という風潮。
(例:アメリカでは「Black Anthem」という「黒人用の国歌」を導入する教会や団体あり)