日本政府は杉原千畝にビザ発給を禁止していない。

「ユダヤ難民の遺族が日本側に謝意。NY総領事と面会」

（2020年7月23日付　共同通信)

本日、上記ニュースがあった。これは第2次世界大戦時に日本からの旧ソ連大使がユダヤ人にビザを発給して命を救ったことに対して、親族が謝意を表明したこと。

「ユダヤ人へのvisa」というと、「杉原千畝は日本政府のビザ発給禁止命令に背いて、ユダヤ人にビザを発給した???」という趣旨の映画や本を目にする。

これは事実ではない。どさくさまぎれに「程よい脚色と歪曲」をしないでほしい。

「日本政府は反ユダヤだった。唯一の善人は杉原千畝だった」と言いたい人間や団体の意図に基づく事実歪曲ではないだろうか？

Wikipediaから「日本政府から杉原氏への訓戒」を以下に引用。

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現代語訳＝最近カウナスの領事館から日本を経由してアメリカ・カナダに行こうとするリトアニア人のなかには、必要なお金を持っていなかったり行先国の手続きが済んでいなかったりなどの理由で、わが国への上陸を許可できずその処置に困ることがあります。避難民と見なしうる者に関しては、行先国の入国手続きを完了し、旅費・滞在費等に相当する携帯金を持っている者でなければビザを与えないよう取りはからって下さい】— 1940年8月16日付の本省から条件を満たしていない者が居ると注意を受けた^[63]電信

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