英語ネタ "Get the f**k outta here!"
コロナ休みの中で映画「マネーショート」を見ました。最高でした。
これはリーマンのきっかけとなった金融機関の暴挙を描いた映画。
その中で「この字幕はセンスいまいち」と思ったシーンあり。
「金融機関はこんな悪意に満ちた金融商品を作っている」というプレゼンに対して、主人公を含む金融チームが、「信じられない」という顔をして「Get the f**k outta here!」と発言。
この字幕が「ここからでてけ!」と”直訳的”。
この字幕を読んで「発言者の意図」がわかるでしょうか? 分からないと思います。「けんか腰で”部屋からでてけ”といっているのかな。プレゼンタと発言者はけんかしているのかな?」と思わないでしょうか。
発言の意図は「ありえないだろ!」ということです。
よって私なら以下のいずれかの字幕とします。
1) ありえねえだろ!
2) マジかよ?
3)冗談だろ?
これはアメリカ人とのcasualな議論になった際によくでてくる言葉。
よって、この字幕をみたときに「この訳者は、発言者の意図がわかってないのでは? あまり”リアルな”場数を踏んでいないのでは?」と不安になりました。
”リアルな”というのは、この発言はTOEICや英検の勉強では「100%絶対にでてこない発言」であるからです。似たような映画やアメリカ人との「casualな激論」に従事しない限りは「真意を理解した、気の利いた訳」はできないでしょう。