会社で「事実隠蔽」を指示されたら?
推進案件につき、それまでの社内ストーリーを覆すような事実が社外より判明。
「これは社内で明らかにして、最悪は本件を諦めることもある」と同じ部内の人間(チームの一員で自分よりシニア)に相談したところ以下の発言あり。
「社内資料はそのままにしておけばいいよ」
こういうときに人間の本性が分かると実感した瞬間でした。
サラリーマン生活をしているとこういうシーンは実はよくあります。
「いまさら自分が幹部に報告できないよ」と事実から目をそらしたくなる場面。
英語でいうところの以下。
Who are you when s**t goes sideways?
「状況が悪い方向(うんこ)に展開してしまったとき、あなたは誰か?」
就職活動おちまくりの思い出
ヒトが嫌がる仕事をしているか?
私自身の転職経験より、キャリア採用(対象は40歳前後!)でほしい人材は「ヒトの嫌がる仕事ができる人材」と確信。
「即戦力」や「プロ人財」というなんとなくそれっぽい言葉で語られることの多い「キャリア採用でほしがられる人財」だが、これが一番わかりやすいと思う。
では「具体的にどんな仕事か」というのを、「転職1年後ぐらいに自分が感じた、でも”上司は明確に指示しない”自分の役割」という観点より下記。
1) 役員が外国人もしくは「会社の伝統的なカラーとは相いれないキャラ」なので、この役員への説明や交渉の前面に立ってほしい。
2) 他部署との政治問題が頻発するので、なんとか「穏便に」収めてほしい。
3) 事業は「国際化」しているが、人材が国際化せず。例えば、海外部署との会議でも日本人はだれも発言せず、会議が終わってから愚痴大会。これをうまく「つないでほしい」。
上記の仕事はどれも「海外出張や経営会議でのプレゼン等々とは違い、派手さはない」のですが、それ以上に骨が折れる仕事。そして、派手な仕事よりもさらに重要な仕事。
たとえば上記1)。このような仕事を「これは自分の仕事ではありません。あの役員への説明は、私の上司であるあなたの仕事です!」と言い切ってしまうのであれば、キャリア社員としては厳しいと思います。
上記の仕事は、面談のときにも「期待する役割」として説明されないし、入社後もなかなか「これをよろしく!」とお願いしずらいものです。採用する側としても「なんとなく恥ずかしい」です。
ですが、面談する方としては間違いなく、「上記のような仕事ができるキャラかな」という目で見てます。
転職後の1年間でその会社のイメージ把握できる。
私の2回の転職経験では上記の通り。
その会社の良いところも悪いところも含めた「社風」がわかるのは約1年。
最初の半年は「必死に作業をこなして、仕事と組織を覚える」過程だが、それが落ち着き「会社の社風、カルチャー、キャリアパス」が肌感覚としてわかるのがそれぐらい。
最初の転職では1年たった段階で、「この部署にはもう長くは留まれないし、留まりたいとも思わない。っていうか、この”会社”に留まるべきか」と考え始めました。
今の会社では1年半たちましたが、入社当初の興奮が落ち着き、「カルチャーは合っているな。定年まで仕事してもOK」と感じてます。
とはいえ「この会社が永続するか」なんで誰も保証はできないので「技も、実績も、そしてその結果としての履歴書も、常に磨く努力」は怠ってはいけません!
海外MBAを取得する価値はあるのか?
私は「価値あり」と考えます。
取得にえいやで「2600万円必要=(学費800万円 + 生活費500万円) x 2年」と考えたら不安になりますね。
仮に「入学前の給与が900万円」とします。
「投資回収」という意味では、以下により「ざっと10年で回収」。
(学費2600 +逸失給与1800) ÷ (新給与1360 - 入学前の給与 900) = 9.6年
10年が長いか短いかの「勘定面」に加え、以下の「感情面」も考える必要があります。
i) キャリアの選択肢が増える。
ii) 社外そして海外の賢い人間との切磋琢磨の経験。
iii) 忙殺される日々から解放され「自分の人生」について考える時間を得る。
(*) 私が卒業した学校の2019年卒業生データ:
(a) 卒業後の新給与の平均:約13万 US$ = 約1360万円 (羨ましい....)
(b) 平均Signing Bonus: 約3万 US$ = 約315万円
(c) 合計: 1675万円
(d) 約40%がコンサルもしくは金融業界 →これが高給にしているのでしょう。