入社面談にて「第1志望」宣言は必須?
採用はヒトを扱うだけに、これも難しいです。
結論は「ヒトによる」と玉虫色です :)
(私の新卒採用での経験)
「第1志望といえない学生はダメ」と思ってました。
ですが、正直な学生ほどこれがいえないんです。
なので、よい学生だけど、なんど確認しても「第1志望”群”」としかいえない場合、私は率直に「人事面談では第1志望と言い切ること。単なる儀式。もらえる内定はもらっておくべき」とアドバイス。
それでも、人事面談で「第1志望群」と告白し、落とされる学生もいました。
翻って「第1志望群」といっても、人事判断が「悩ましいが、内定」もあり。
要は「リスクを負ってまで内定をだしたいか」という「そのヒトへの想い入れ」次第。
キャリア採用でも同じ。
「内定をだしたあとに、説得する手間+リスクをかける価値のある人材か」です。
ただし「ボーダーラインの学生」が「第1志望”群”」と断言したら「はい、おしまい」でした:)
転職ネタ 体育会出身者は"優秀"か?
結論 = 結局はヒト。
私は自分が体育会出身でないため、体育会のヒトに対する「漠然としたrespect」あり。
しかし、体育会出身者との仕事経験(採用を含む)より、以下と整理。
(1) 「応援部で4年間耐えました」は立派。が、事業は「耐えればよい」という世界でない。「自発的な実行力がありますか」が究極の問い。「幹部に叩かれても大丈夫」という“耐性”と、「自分から行動を起こしてやりきる」という“自発性”は別。
(2) 「目上のヒトにはきはきと対応する」ことと「組織の中で上”下”の人間をまとめて動かす」ことは違う。面談で見極めるのは難しいですが、意識するだけでも違います。「爽やかな学生!」という印象だけでの判断は危険。
ということで「体育会出身者は全員がsuperstarではない」と自分に言い聞かせてます。
40代での転職も”Fit感”と実感
この3年間で「40代での2度の転職」を経験した結論です。
(初めての転職)
1) 企業カルチャーは「面談した人たちはよいひと。大丈夫」と早合点。
2) 給与アップ+自分の適性はわからずも「お金になる職種」を選択。
(2度目の転職)
1) 応募時は、自分の「本当にやりたいこと」とカルチャーを重視。
2) 最終選択は、給与でなく「職種とカルチャーのfit感」を重視。
→入社した会社の条件と比較して、お断りした内定は「役職も給与もベター」でしたが、今度こそ「やりたいこと+できそうなこと+カルチャー」で選択。
(オマケ = 20年以上前の新卒での思い出)
1) 「初転職」のような「給与と世間体のよい職種」を目指すも、全敗。
2) 「拾ってくれた1社」に入社。20年も成長させてくれ、感謝。これも「お互いのfit感」だったのでしょう。
"Live YOUR life, and not anybody else's"ということかな。
採用面談で必ず質問する How lucky are you?
私は転職は2回のみの経験で、むしろ「採用する側」のほうが経験あり。
新卒採用を10年以上、キャリア採用は2年ほど担当。
私が必ず質問するのは以下。
「10点評価で、あなたは自分がどれだけluckyだと思いますか?」
回答してもらったあとに、その理由も必ず説明。
1) 当社はluckyなヒトが欲しい。
2) 「自分はluckyだな」と考えて行動するヒトは余計luckyになるから。
The harder you work, the luckier you getという言葉にも通じますね!
転職でも正直者が得をする!
40過ぎでの「再転職」の面談で、以下の転職理由を伝えた。
「文化が合わない。中途採用した部下を1年もたたないうちに”あいつはダメなので他部署に押し付けよう”。自分たちのボーナスを確保すべく、”部門の赤字を他部門に補填させよう”。この会社で残りのキャリアは過ごしません。が、新卒時からやってみたい業種だったので、勉強になったし、今後の仕事に応用できる。」
この理由で、3社中2社から内定あり。残る1社で途中で辞退。
この正直者に対しては2点のご褒美あり。
1) 本音かつ具体的なので迫力がでる。。
2) 「こいつは本音で話すキャラ。他のネタも本当だろう」と思ってもらえる!
Good luck!