(書評) 邦人奪還 by 伊藤祐靖
題名 : 邦人奪還―自衛隊特殊部隊が動くとき―
著者 : 伊藤祐靖
出版 : 新潮社
図書館で予約しようと思ったら9か月待ち(=18人÷2週間の想定)だったので、購入。
おすすめです。現在55歳前後の筆者をぜひ政府中枢に迎えるべき。
「犠牲者を何人だそうと国家の理念を実現すべき」という言葉がでてくるが、youtubeの筆者会見でも同じ言葉がでてくる。この当たり前の言葉に感動してしまう日本はどんな国でしょう。
「平時は法が支配し、危機時は現実が支配する」。
この言葉も本の中ででてくるが、日本人が受け入れたくない言葉だろう。
1) 上記のような「日本人がわかっていながらも、議論を避ける」理念がひしひしと感じられる。
2) アメリカの絡み方も「思わせぶりな点」があるが、十分ありえる設定。
アメリカは「中国を尖閣諸島に向かわすことができないか?」と大統領が検討する国。これはアメリカの公式議事録に残ってます。
youtubeで「拉致問題アワー #467」という筆者インタビュをご覧いただければ、「買うしかない」という結論になること必至。以下のメッセージが熱い。
「友達や自分の娘が家に帰る途中に拉致されたら、その時に「法律がどうだ」という話をするか?。何のために我々は同じ色のパスポートを持っているんだ。そこでコストパフォーマンスの話をしているんなら、身内とはいえない」