キャリア採用面談で気を付けていること。
採用する側としては「Specに騙されない」こと。
12月になると、キャリア採用への応募が急増。
「ボーナスをもらって、さあ転職」という背景だろう。
(蛇足) 私の以前の会社では「ボーナスは夏の一回のみで、かつ給与1か月分」というレベルゆえ、「いつ転職してもダメージが少ない」という悲しい報酬内容。。。
過去の失敗及び「今でも感じる誘惑」を顧みると「Specに騙されない」ことがすべて。
Specとは「学歴と社名」。
40歳でも「学歴と社名だけ」で書類選考は通る可能性は高い。
従い「気軽に応募しても、書類通過できてしまう」ので、責任は本人だけでなく、会社側にもある。
ここで面白いのは、「40歳過ぎ」でも「なぜ当社を希望?」とか「なぜ今の会社ではそれができないのか?」という基本的な質問に対して、「あー、うー、そうですねえ・・・」という回答をする応募者もいる。驚いてしまうが、これが「超一流」と巷でいわれる大学や「誰もがうらやむ有名企業」に在籍している人間でも結構な確率でこういったやりとりとなる。
こういう人材は危険。
なぜならば、2年後に同じことを繰り返す可能性が高い。
冷静に考えてみると、点と点がつながるはず。
(Q) なぜ超一流大卒なのに、今の会社をやめるのか?
(Q) なぜ今の会社で評価されていないのか? 評価されていないとしても今の有名企業を辞めるのは勿体ないのでは? そこまでして辞めたい?
(Q) 学歴と社名だけなら「給料2倍」の外資にいけるのでは?
ただ採用側が「ヒトが欲しい。自走できる40歳前後の人間が欲しい」と切羽詰まった状態だと、つい「Specが美しいからな」と見ないふりをしてしまう。
今日のひとこと:
Hire slowly, fire quickly.