英語ネタ Herd mentality
Herdは”群衆”で、Herd mentalityとは「群衆心理」というか、日本人にはおなじみの「周りとの比較を意識すること」である。
つまり「MBAをとったんだから、周りと同じように高給な仕事につかないと」という考え方です。
何を隠そう、私もなんとなく「このherd mentalityで、外資系に転職して失敗」しました。
そこで「自分のやりたいこと」に気づき、いまは日系メーカで自分のやりたいことをやってます。給与は下がりましたが「自分に正直に生きる」ほど、恵まれたことはないです。
「オラオラ外資」で厳しいときを過ごしましたが、そこで以下を実感しました。
What doesn't kill you makes you stronger.
TOEIC 990点はどれぐらいのレベル?
「海外の仕事を安心して一人で任せられるレベル」だと思います。
ただ、「990点どうし」でも「実力に幅はある」と思います。
私もは「数問を間違えた990点」だったので「素点で満点の990点」の超人とは実力差があるでしょう。
私は、FOX newsをみていても「うーん、今のはわからない。父権制度や一夫多妻制って英語でそういうのかあ。。。」という現状です。
If it takes a village to raise a child, it takes a village to abuse one.
Spotlight (スポットライト 世紀のスクープ)という映画での弁護士のコメント。
前半部分はよく言われる格言ですが、後半の部分は「神父による子供への虐待は組織的だ」ということを表現。
「子育てはcommunityの義務だ」は昭和の文化ですかね。
英語ネタ "It's tricky"
Spotlight (スポットライト 世紀のスクープ)という映画での、弁護士のコメント。
これは新聞記者が過去の「カトリック枢機卿による証拠隠蔽」について弁護士に質問した際の弁護士のコメント。要は「時効が3年で短いので事件解決までの時間が少ない。被害者は名乗り出たくない」という「事件の厄介さ」を表現するためのコメント。
”ああ、そこが罠なんだ”という字幕。。。うーん、いまいち「雰囲気」がでていない。
私なら以下の字幕とします。
1) 面倒なことが多いんだ。
2) これが簡単じゃないんだ。
3) そこがポイントなんだ。
「そこが罠なんだ」というと、誰かが「罠を仕掛けた」ニュアンスになりますが、この場合は適切でないですね。
英語ネタ "Get the f**k outta here!"
コロナ休みの中で映画「マネーショート」を見ました。最高でした。
これはリーマンのきっかけとなった金融機関の暴挙を描いた映画。
その中で「この字幕はセンスいまいち」と思ったシーンあり。
「金融機関はこんな悪意に満ちた金融商品を作っている」というプレゼンに対して、主人公を含む金融チームが、「信じられない」という顔をして「Get the f**k outta here!」と発言。
この字幕が「ここからでてけ!」と”直訳的”。
この字幕を読んで「発言者の意図」がわかるでしょうか? 分からないと思います。「けんか腰で”部屋からでてけ”といっているのかな。プレゼンタと発言者はけんかしているのかな?」と思わないでしょうか。
発言の意図は「ありえないだろ!」ということです。
よって私なら以下のいずれかの字幕とします。
1) ありえねえだろ!
2) マジかよ?
3)冗談だろ?
これはアメリカ人とのcasualな議論になった際によくでてくる言葉。
よって、この字幕をみたときに「この訳者は、発言者の意図がわかってないのでは? あまり”リアルな”場数を踏んでいないのでは?」と不安になりました。
”リアルな”というのは、この発言はTOEICや英検の勉強では「100%絶対にでてこない発言」であるからです。似たような映画やアメリカ人との「casualな激論」に従事しない限りは「真意を理解した、気の利いた訳」はできないでしょう。