のんびりキャリア

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転職も「円」ではなく「縁」でした!

新卒入社時には、お金ではなく「相性」で入社し、最高の19年間でした。

その後、40過ぎで初転職し、失敗。その転職先での2年目に「再転職」を決心。

 

(応募時) 以下の優先順位で応募。

A社=製品も業界も熟知。転職の失敗はしたくないので、第1希望。(売上2位)

B社= 製品は知らず。業界は馴染みあり。無難か。(売上1位)

C社= 製品も業界もあまり知らない。応募してみるか。(売上3位)

 

(応募後)

A社 = 3週間、音沙汰無し。

B社 = 2週間で面談。

C社 =1週間で面談→すぐに最終面談。最終面談直後に「条件提示」面談。

 

(選考結果)

A社= 「C社との関係で至急面談願う」とプッシュ。大慌てで1次+2次面談→内定。

B社 = 1次面談後「事業計画レポート」提出。評価に3週間! 役員面談招聘→辞退。

C社= 内定。面談官との相性が最高。また選考スピードから「愛」を感じた。

 

(決断)

C社に入社。

A社の内定は「役職も給与もC社よりも上」だったのですが、「C社との相性」と「A社やB社なら19年いた会社と同じ人生かな」という直感でAとBは辞退。

 

もしA社より「即内定」がでていたら「気持ち、役職、給与のすべても最高!」となっていたでしょうから、「これも縁」と感じてます。

 

A社には今でも愛着を感じてますが、「すべてにおいて検討が長引くのではないか」という漠とした不安でした。私が19年いた会社もそう。良くも悪くも「平等主義」で、「検討に検討を重ねる会社」。それも良かったのですが、「ストレートに気持ちを表現してくれたC社」を直感的に選択。(いまのところ)毎日ハッピーです!

 

家族からも「会社の規模、役職、給与はA社。A社でなくていいのか」と問われましたが、最後は直感。

 

Live YOUR life to the fullestということでしょう😊

退職時に不満をぶちまけるべきか?

Noです。

 

19年在籍した会社を辞めるとき、後輩、上司(!!)、人事(!!!!)から「会社が直すべき点を思いっきり会社に伝えてから辞めてほしい」と頼まれました。

 

私の回答は「No」で、「会社には感謝しかない。文句はない」。

 

以下がその理由で、後輩だけには1を伝えました。

 

1. 爽やかでない。 例えば、「この会社は検討ばかりで何も決めない」と指摘したとする。しかし「何も決めないのに、社員が安定した給与をもえらる」という長所もある。この長所と短所はcombinationでないのか? 片方の長所を存分に享受しておきながら、他方を「ドヤ顔で非難する」のは、爽やかでない。

 

2. 「戻る場所がない」ときには拾ってもらいたい!

 

 尚、私が辞めた半年後に上記の後輩も退職。

その際の私のアドバイスは「辞める会社と喧嘩しないほうがいいよ」でしたが、実際はどうなったか気になるところ😊

公正な採用選考=何も質問しないこと?

厚生省の以下通知を読むと、上記の疑問を持ちました。

https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/consider.html

 

就職差別につながるおそれのある14項目」のいくつかを抽出:

・出生地に関すること

・人生観・生活信条に関すること

・尊敬する人物に関すること

・雑誌・愛読書に関すること

 

上記は、採用面接官としての私が「知りたいことの77%」です!

 

「どこで生まれて、どんな人生を送ってきて、どんなヒトのようになりたくて、どんな本を読んで自己啓発しているのか?」 これらを本音で語ってもらい、そのヒトのキャラとハートを感じるのが面接の目的でないでしょうか?

 

ということで、「面談者が語るのはOK」ゆえ、私は面談を受ける際には以下を語ります。そう、「40歳を過ぎても!」です。

  1. 自分の生い立ち。父親の仕事と家族構成。
  2. 人生観。幼少期~学生時代~社会人として自分が築いてきた哲学。
  3. 上記に基づき「なぜこの仕事を希望しているか」のストーリー。この仕事が、私にとっては「job」ではなく、「mission」と感じているのはなぜか?

 

面談は「personalかつ specificなストーリーを語る場面」であり、「無味乾燥なQ&Aで1時間をつぶす儀式」ではないはずです😊

転職時に”契約金”はもらえるか?

アメリカでよくある「Signing bonus」です。聞きなれないヒトが多いでしょう。

 

私は前職にて、自分より後に入社してきた同僚に「俺はもらったよ。面談で“今の会社からxxx万円のボーナスがもらなくなる”といって交渉した」と聞いて、驚愕。

 

仕事でも人事評価でも「すべて交渉」であった前職では「いったもん勝ち」。

ただ、その同僚も含めてSigning bonusを勝ち取った転職組は「バリバリ外資出身者」、私のような「純domestic会社の出身者」で勝ち取ったヒトは皆無。

 

理由は2点と推測。

  1. 純domesticのヒトは「そういう条件交渉がありえること」自体が想像できない。
  2. 仮に想像できても、純domesticなヒトは「そこまでドライにできず」。私はボーナスを諦めることも含めた転職じゃないの?」と遠慮します。

 

「では転職時にsigning bonus要求すべきか」という問いには残念ながら「正解」はなく、「会社の文化と自分の実力次第。つまりcase by case」でしょう。

 

例えば、前職では、「採用部門の責任者次第」でした。

責任者が外国人であれば「え、***万円? 当然払うよ」で即決。

 

上記経験をした後の2回目の転職面談でも、私はまったく話題にもしませんでした😊

面談で希望年収をどう伝えるべきか?

 「本音で簡潔に話す」べき。「現状+100万円を希望」ならそういうべき。

 

(自分がキャリア面談を受けた経験より)

「現在600万円。それ以上を希望しますが、500でも考えます」

この気持は理解できるし、自分もそう回答したことがあります。

ですが「では当社も頑張って550で提示します」となった場合、「交渉で給与アップ」は望めません。

私がそうでした。「規模の小さい会社なので、”現状維持”は無理かな」と余計な遠慮をした結果、上記ケースに陥り「転職リスクはとれない」と辞退。

合理的に考えたら「規模ダウン→リスクアップ→給与アップでないとバランス合わず」です。であれば「希望700といえよ!」と反省。

 

(採用する立場から)

希望給与レベルが上記例のように「曖昧」だと、「結局、成立せず」の可能性が高い。また、「この人は転職ありき?  自分に自信がないの?  現年収を”盛っている”のか?」等々と余計な妄想をします。

 

ということで「高ければ高いほうがよいですが」という枕詞は不要で「最低でも現状維持」や「+100」と一言で言い切るべき

 

これは”easier said than done”ですので、本番前には鏡の前で練習しましょう!

 

(番外編)現年収を質問したところ「今は言いたくありません」という回答をした人がいました。「開示するか否かは個人の自由」ですが、私の本音としては「なんで転職活動してんの?」。面白い経験でした:)

"19年"勤めた会社を辞めて後悔したこと

以下の本は含蓄のある内容で、筆者は「めっちゃ優秀なかた」と推察。

 

「僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと」 (by 和田 一郎 (著) )

 

私は”19年”と1年長ので、これを機に「自分の場合はどうか」を妄想。

 

(辞めて失ったもの)

 

1) 仕事を進めるうえでの人間関係。「良いヒト」と「悪いヒト」の峻別ができているので、「どのボタンを押せばいいか」の判断ができた。

 

2) 退職金を失った。退職時にもらったのは数百万円で「残り20年で約5倍に増えるはず」だった。

 

3) 同期の仲間がいない。かつ、新卒で入社した会社だと「同じ毛並みの人間」なので、気が楽。

 

(転職(それも1回の失敗を挟んで)で得たもの)

 

1) 人間関係は半年まじめに仕事すれば構築できる。

 

2) 退職金(一時金)は失ったが本来は"今日"もらうべき給与が人質にとられている」という不公平感も解消された。「失った分を仕事で取り返そう」という”開き直り”の前向き感のみ。

 

3) 同期の仲間が目の前にいないことよりも「そういった同期との交友関係を維持しながら、自分は全く違う世界を見れている」という「2度おいしい」経験を得た。

 

4) Last but not least... 「挑戦したい」という気持ちを実現した結果「結局は同じ人間のやること。難しそうと思った仕事でもできるじゃん」と達観 : )

 

ということで、The positives far outweight the negativesという結論です!

(続編) 入社面談で「第1志望宣言」ができてたか?

新卒入社のときは「No」。

 

「内定だしたら入社するか」と問われ「前向きに考えます」と答え、不合格連発。

志望業界のあらゆる会社を落ちました。

 

(私の今更ながらの反省)

1) 就職活動に関する本を「まじめに」読むべし。最もわかりやすいのが「面接の達人」系。いや、実際に読んでましたが「消化」してませんでした。

2) 友人と相談すべき。私の不器用さ+社交の下手さもあり、友人と「落とされた。なぜだろう」のような相談をしてませんでした。

3) 学校の就職課を使えばよかった。1度も行かなかったです。

 

思い起こすと、「全部”第1志望”でよい。もらえるものはもらえ」というアドバイスを一度も受けたことがありませんでした。ですが、これは周りのせいでなく、上記(1)(2)(3)をやっていなかった自分のせい。また、「この学生は欲しい。強制的に第1志望といわせよう」とリクルーターに思ってもらえるほどの実力が無かった、という意味でも自分のせい

 

(新卒時の反省を踏まえた”その後”の面談)

1) Business Schoolでは「すべて第1志望」。「なぜこんな田舎の学校?」と問われても、3つの具体的理由を述べる準備。

2) 転職面談でも「すべて第1志望」。

3) ほしい学生には「第1志望といえばよい。これは儀式」と進言。

 

What doesn't kill you makes you strongerですね。